第77回全国高校バスケットボール選手権大会(ソフトバンクウインターカップ、日本バスケットボール協会主催、朝日新聞社など特別協力)が23日、東京都内で開幕した。女子の奈良県代表、奈良文化は、仙台大付属明成(宮城)に延長戦の末、59―67で敗…

 第77回全国高校バスケットボール選手権大会(ソフトバンクウインターカップ、日本バスケットボール協会主催、朝日新聞社など特別協力)が23日、東京都内で開幕した。女子の奈良県代表、奈良文化は、仙台大付属明成(宮城)に延長戦の末、59―67で敗れた。

 奈良文化は、初戦の緊張からかミスを連発し、第2クオーターを終えて13―31と苦しい展開。ハーフタイムに川崎弘策監督(50)が「詰めの甘さがこの点数。ボールを奪って攻めるしかない」と奮起を促し、後半からは守備の戦術を変更した。すると冷静さを取り戻し、持ち前の力を攻守で発揮。試合終了直前に同点に追いつく粘りを見せたが、延長戦を制することはできなかった。

 同点シュートを決めた安積美月選手(1年)は「前半にゲームをコントロールできず、後半しんどくなった」と後悔を口にする。今別府萌乃主将(3年)は「たくさんの課題が今日の試合で出た。今年は下級生がたくさん出ているので、切磋琢磨(せっさたくま)して良いチームになってほしい」と後輩に思いを託した。(周毅愷)