バスケットボールの高校日本一を決める第77回全国高校選手権「ソフトバンク ウインターカップ2024」(特別協力・朝日新聞社など)が23日、東京都内で開幕した。男女各60校が参加。栃木県勢は、男子の文星芸大付が新田(愛媛)に敗れて初戦突破な…
バスケットボールの高校日本一を決める第77回全国高校選手権「ソフトバンク ウインターカップ2024」(特別協力・朝日新聞社など)が23日、東京都内で開幕した。男女各60校が参加。栃木県勢は、男子の文星芸大付が新田(愛媛)に敗れて初戦突破ならず。女子の矢板中央は英明(香川)に競り勝った。矢板中央は24日、2回戦で鵠沼(神奈川)と顔を合わせる。(津布楽洋一)
高さで上回る文星芸大付だったが、新田(愛媛)のスピードに振り切られた。吉沢啓貴監督は「もっとディフェンスを頑張りたかったが、相手に走られて簡単に点を取られすぎた」と試合を振り返った。
試合の序盤は身長192センチの秋山晴希(2年)がゴール下からシュートを決めるなどし、一気に9―0。そのまま勢いに乗るかに見えた。
だが、パスも選手の動きも速い相手の攻めに苦戦。防御を容易に切り崩される場面が増え、第4クオーター途中まで同点で競り合ったが、速攻を許したことが最後に響いた。
今大会は3年生の多くが受験などでチームを離れ、残ったのは石塚光晟と池田陽平。それでもこの2人が主軸となって後輩を引っ張り、高校総体に続いて冬も全国舞台まで来た。
池田は「2年生はこの経験を生かしてもっと高いレベルに行ってほしい」。石塚も「後輩には1回でも多く勝ってもらいたい」と期待した。後輩の秋山は「どこからでもいろいろな攻めができる選手になる」と成長を誓った。(津布楽洋一)