いよいよ、2024年の開催も最終日。中山では芝2000mのメイクデビューが組まれている。すでに20頭以上の予定馬が想定されており、抽選になりそうな状況だ。【12月28日(土) 中山芝2000m】◆ソルデマジョ(牡、父ドゥラメンテ、母ポジ…
いよいよ、2024年の開催も最終日。中山では芝2000mのメイクデビューが組まれている。すでに20頭以上の予定馬が想定されており、抽選になりそうな状況だ。
【12月28日(土) 中山芝2000m】
◆ソルデマジョ(牡、父ドゥラメンテ、母ポジティブマインド、美浦・国枝栄厩舎)
2022年のセレクトセールに上場され、取引価格は1億6500万円(税込み)。母はアルゼンチンの2歳牝馬チャンピオンに輝き、亜1000ギニー2着など活躍した。当初は6月の東京や福島開催でのデビューを目指していたが、脚元に疲れが出たために牧場で再調整。じっくりと成長を待った。「時間をかけ、だいぶ良くなってきた。大型馬で切れるような感じではないけど、いい動きをしている。フットワークも大きいし、長めの距離が良さそう」と国枝栄調教師。鞍上は戸崎圭太騎手が予定されている。
◆ディラトン(牡、父シュヴァルグラン、母フェルミオン、美浦・矢嶋大樹厩舎)
半兄にストレンジクォーク(中山金杯3着)、伯父にタイキフォーチュン(NHKマイルC)、いとこにセイウンコウセイ(高松宮記念)など一族には活躍馬が並ぶ。「まだ緩さがあるけど、動き自体は悪くない。コンスタントに走る血統だし、モノは良さそうです」と矢嶋大樹調教師。鞍上は丸山元気騎手が予定されている。
◆ノクターン(牝、父キタサンブラック、母ラッドルチェンド、美浦・木村哲也厩舎)
5歳上の半姉にテルツェット(クイーンSの連覇など重賞3勝)、叔父にリアルスティール(ドバイターフ)、叔母にラヴズオンリーユー(オークス、BCフィリー&メアターフなど国内外でG1を4勝)がいる。「おっとりとした子で線も細めだけど、フットワーク自体は大きい。ひと追い毎に動きは良くなってきている。ゆったりと走れる距離がいいと思います」と太田調教助手。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。
◆ブラックジェダイト(牡、父キタサンブラック、母ウェルアウェイ、美浦・大竹正博厩舎)
叔母に独オークス馬のWell Timedがいる。「夏頃までは頼りなさがあったけど、だいぶ変わってきた。動きもいいし、まだまだ良くなってきそう。キタサンブラックの子で距離はあったほうがいいと思います」と大竹正博調教師。鞍上は佐々木大輔騎手が予定されている。
(取材・文:竹之内元)