<全国高校バスケットボール選手権(ウインターカップ2024):桜花学園77-46聖和学園>◇23日◇女子1回戦◇東京体育館待ち望んだ桜花学園(愛知)阿部心愛(ここな、3年)と聖和学園(宮城)阿部友愛(ゆうな、3年)の双子対決は、姉心愛が制し…
<全国高校バスケットボール選手権(ウインターカップ2024):桜花学園77-46聖和学園>◇23日◇女子1回戦◇東京体育館
待ち望んだ桜花学園(愛知)阿部心愛(ここな、3年)と聖和学園(宮城)阿部友愛(ゆうな、3年)の双子対決は、姉心愛が制した。
2人は試合の中で、何度もマッチアップ。妹友愛が、姉をかわしてレイアップシュートを決めれば、姉も負けじと妹をマーク。妹へのパスをカットしてからすぐさま敵陣に攻め込み、レイアップシュートでやり返した。
2人のやりとりと同じように、チーム同士も序盤は一進一退。第1クオーター(Q)は聖和学園が19-16とリード。しかし第2Qでは桜花学園が巻き返し、逆転。前半は桜花学園の9点リードで折り返した。
第3Q以降、桜花学園の堅守が効いた。相手の足を止め、オフェンスでは着実に得点を重ねてリードを広げた。第4Qには56-42から連続8得点で64-42。試合の流れを完全にものにした。終わってみれば、31点差の快勝だった。
試合を終えて、姉妹は涙を流しながら健闘をたたえ合った。妹が「『自分に勝った=優勝』なんで。もう優勝しか道はないから、絶対下を向かないで、常に上だけ向いて頑張って欲しいです」と激励すれば、姉は「自分たちも優勝しか見ていない。自分は特に(聖和学園戦に)思い入れが深いので、みんなの思いも背負って優勝したいと思います」と奮い立った。
次戦は高知中央-龍谷富山の勝者と対戦する。次も堅守で流れをつかみ、21年以来の女王返り咲きへ勢いづく。【浜本神威】