現役ドラフトで日本ハムから広島に移籍した鈴木健矢投手(27)が23日、マツダスタジアムで入団会見を行った。「現役ドラフトで連絡を受けたときはびっくりしたんですけど、今はやってやるぞと、ワクワクしている気持ちです」。3年目となった現役ドラフト…
現役ドラフトで日本ハムから広島に移籍した鈴木健矢投手(27)が23日、マツダスタジアムで入団会見を行った。「現役ドラフトで連絡を受けたときはびっくりしたんですけど、今はやってやるぞと、ワクワクしている気持ちです」。3年目となった現役ドラフトで初めて2巡目で指名を受けた。「余計に必要としていただけているのかなと。すごく意気に感じています」。新天地での飛躍を胸に誓っている。
鈴木は木更津総合からJX-ENEOSをへて、19年ドラフトで日本ハムに入団した。22年に新庄監督の助言から横手投げから下手投げに転向となった。「もともと中継ぎしかできなかったのが、先発という新しい道を開いてくれたのが新庄さんなので、すごく感謝しています」。下手投げ転向1年目にプロ初勝利を挙げ、昨季は24試合登板で6勝4敗、防御率2・63。今季は8試合と登板数を減らしたものの、下手投げ転向後はいずれも防御率2点台と安定している。
広島にはいない下手投げから緩急を使った投球で1軍争いに挑んでいく。「風も利用できますし、カープの選手は守備がすごい。僕は打たせて取るタイプなので、そういったところも頼もしいと思います」。屋外球場や堅い守備力を追い風ととらえる。
移籍が決まったときには、新庄監督からSNSのDMで「健矢にとってチャンスだから、楽しんで、いつも見ているよ」メッセージをもらった。「結果で恩を返すしかないので、しっかり頑張りたいと思います」。プロ入り後、2度目の転機もプラスに変える。