DeNAは23日、浜口遥大投手とソフトバンク・三森大貴選手のトレードが合意したと発表した。 浜口は神奈川大から16年ドラフト1位でDeNA入り。左の先発、ルーキーイヤーの17年は10勝、22年も8勝を挙げた。今季は2勝止まりだったが、ポス…

 DeNAは23日、浜口遥大投手とソフトバンク・三森大貴選手のトレードが合意したと発表した。

 浜口は神奈川大から16年ドラフト1位でDeNA入り。左の先発、ルーキーイヤーの17年は10勝、22年も8勝を挙げた。今季は2勝止まりだったが、ポストシーズンでは中継ぎとしても活躍した。

 三森はソフトバンクで1番・二塁を任されるなど、22年から2年連続で100試合以上に出場した左打ち、俊足巧打の内野手。今季は右手骨折による離脱が響き、25試合の出場で打率・288、1本塁打、13打点だった。通算363試合で打率・252、15本塁打、93打点、56盗塁。

 三森は「連絡がきた時は正直戸惑いましたが、これをチャンスだと思って心機一転頑張ろうと思いました。ホークスという強いチームでプレーできたことは自分にとってプラスでしかありません」などとコメントし、ファンへ感謝の思いを伝えた。

 DeNAは正二塁手には牧がいるものの、三塁のベテラン宮崎らのバックアップを含めて内野の層を厚くしたい狙い。22年には20盗塁をマークしている走力も魅力で、機動力を強化しているチームに貴重な戦力となりそうだ。

 一方、ソフトバンクは石川柊太投手が移籍するなど先発が課題。左の中継ぎも補強ポイントで、両面で実績ある浜口は魅力。両球団の思惑が一致し、1軍で実績ある両選手の電撃トレードとなった。

 DeNAは同じく18年ドラフト1位右腕の上茶谷大河投手が現役ドラフトでソフトバンク入り。短期間でふたりのドラ1投手が同じチームに移籍することになった。