京都市内で22日開かれた全国高校駅伝で大阪勢が健闘した。女子で大阪薫英女学院が3位、東大阪大敬愛が初の入賞となる6位に入った。男子の関西創価は33位だった。 19年連続19回目の出場の大阪薫英女学院は1区で塚本夕藍選手(3年)が4位につけ…
京都市内で22日開かれた全国高校駅伝で大阪勢が健闘した。女子で大阪薫英女学院が3位、東大阪大敬愛が初の入賞となる6位に入った。男子の関西創価は33位だった。
19年連続19回目の出場の大阪薫英女学院は1区で塚本夕藍選手(3年)が4位につけた。その後2位まで浮上し、最終5区で仙台育英(宮城)に抜かれたものの、1時間8分5秒で昨年より順位を一つ上げた。塚本選手は「苦しいことが多い3年間だったが、すべてこの日のためにやってきた」と話す。安田功監督は「失敗を糧に着実に成長してくれた」と頑張りをたたえた。
初出場の昨年は35位だった東大阪大敬愛は、大きく飛躍した。女子800メートルの日本記録を持つ2区の久保凛選手(2年)が区間賞の快走で16人を抜き、5位に浮上。その後も上位でたすきをつなぎ、1年生アンカーの長谷川莉都選手が1時間8分42秒でゴールした。長谷川選手は「久保さんの走りを見て自分も頑張ろうと思った。全力を出し切れた」。野口雅嗣監督は「最高のレースだった。一人一人の走力とチーム力で素晴らしい結果になった」と絶賛した。
6年ぶり2回目の出場の関西創価は2時間9分5秒で、前回より二つ順位を上げた。2区を走った志田蒼生選手(3年)は「沿道の声援のおかげで、諦めそうになるところも気持ちを切らさずに走れた」。北川竜之助監督は「力はあったが、出し切れなかった。来年に向け、大舞台でも力を発揮できる練習をしていきたい」と話した。(渋谷正章)