フィギュアスケートの世界選手権(25年3月、米ボストン)代表に内定した選手が23日、大阪・門真市内で会見。21日の男子フリー後、過呼吸で医務室に運ばれていた佐藤駿(エームサービス・明大)も出席。元気な姿を見せ「(選考)結果が出て、うれしい…

 フィギュアスケートの世界選手権(25年3月、米ボストン)代表に内定した選手が23日、大阪・門真市内で会見。21日の男子フリー後、過呼吸で医務室に運ばれていた佐藤駿(エームサービス・明大)も出席。元気な姿を見せ「(選考)結果が出て、うれしい気持ち。ファンのみなさまにも心配をおかけした。僕は大丈夫なので、世界選手権でいい演技ができように頑張っていこうと思う」と語った。

 佐藤は今大会、ショートプログラム(SP)6位発進。フリーはジャンプが乱れ、148・90点、合計230・80点で7位だった。演技後は過呼吸から医務室に向かい、フリー後ではこの日初めてコメント。グランプリ(GP)ファイナル3位などの今季成績が評価され、全日本Vの鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)に次いで2枠目で選出されていた。

 26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の出場枠をかける世界選手権。日本として、最大3枠の獲得に挑む。初出場の大舞台へ、佐藤は「自分は高難易度のジャンプがアピールポイント。全日本では悔しい結果に終わってしまった。枠を取ると同時に、表彰台を目指して頑張っていきたい」と決意を語った。