現地12月21日に行われたドイツ・ブンデスリーガ第15節で、ホルシュタイン・キールが5-1でアウグスブルクに勝利した。そこで生まれた町野修斗の圧巻の弾丸フリーキックに称賛が集まった。 昇格1シーズン目でここまで勝点5で18チーム中17位と…

 現地12月21日に行われたドイツ・ブンデスリーガ第15節で、ホルシュタイン・キールが5-1でアウグスブルクに勝利した。そこで生まれた町野修斗の圧巻の弾丸フリーキックに称賛が集まった。

 昇格1シーズン目でここまで勝点5で18チーム中17位と苦しむキールの本拠地での一戦。3-4-3の左ウイングで今季14試合目(スタメン8試合目)の出場となった町野は、立ち上がりから積極的なプレーを見せる。開始5分に先制点を許す展開となったが、前半12分、さらに32分と、ともに町野のクロスから得点が生まれて逆転に成功する。そして圧巻だったのが、3-1で迎えた前半39分だった。

 ゴールやや左、約25mの位置で得たFKのチャンスだった。キッカーは町野。2度、息を吐いた後、右足を振り抜いて鋭い弾道の強烈なシュートを放つ。するとボールは、3枚の壁の内側を巻いて、鋭く曲がりながらニアサイドのゴールネットに突き刺さった。

 この直接FK弾が、町野にとって9月29日以来、約3か月ぶりに得点となった。さらに町野は、後半アディショナルタイムには味方のクロスをゴール前で押し込み、今季6ゴール目。チームの全5ゴール中4ゴールに絡む(記録上は2得点1アシスト)大活躍を見せた。

■「強力なプレスキッカーは代表にも欲しい」

 そしてこの町野の直接FK弾に対して、SNS上には日本人ファンから次のようなコメントが寄せられた。

「スゴイ! 壁の横巻いて決めとるやん!」
「町野ってFK蹴れるんだっけ、、、凄い弾道」
「マチノこんなん持ってたん!?」
「町野!!壁少なない?」
「強力なプレスキッカーは代表にも欲しい」

 2022年のカタールワールドカップで日本代表メンバー入りするも出場機会がなかった町野だが、まだ25歳であり、伸びしろは十分にある。この日、チームに今季2勝目を届けるとともに、日本のファン、そして日本代表の森保一監督にも自らの存在を猛アピールするFK弾となったはずだ。

いま一番読まれている記事を読む