日本スケート連盟は22日、26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の枠取りがかかる世界選手権(25年3月、米ボストン)の代表を発表した。男子は22年北京五輪銀メダリストの鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)、今季のグランプリ(GP)ファ…
日本スケート連盟は22日、26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の枠取りがかかる世界選手権(25年3月、米ボストン)の代表を発表した。男子は22年北京五輪銀メダリストの鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)、今季のグランプリ(GP)ファイナル銅メダルの佐藤駿(エームサービス・明大)、全日本選手権3位の壷井達也(シスメックス)の3人を選出した。
全日本選手権で有力選手が次々と“魔物”にのまれるハプニングもあり、3枠目の混戦が予想されていた。3枠目の選考条件と照らし合わせると、壷井、山本草太(中京大)、三浦佳生(オリエンタルバイオ・明大)が候補に挙がっていたが、決定打がない状態だった。
日本スケート連盟の竹内洋輔フィギュア強化部長は「男子は非常に難しかった。さまざまな議論がされた」と難航した選考だったと強調した。その中で「評価を大きくしたのは今回の全日本選手権と(11月で壷井が3位に入った)NHK杯も含めて、すばらしい演技が安定的にできるという点で彼を評価して3枠目として選考した」と説明した。「ミラノ・コルティナに向けて枠取りが非常に大切」と期待を込めての選考となった。
全日本については「ものすごいプレッシャーが男子にかかっていたのではと思う」とし、「選考としては各選手が持てる力を発揮できなかったところで選考が難しかった。さまざまな意見が出されて、最終的に項目を比較した」とも話した。