東京運動記者クラブのレスリング分科会は22日、2024年の表彰選手を発表し、最も印象的な活躍を見せた選手に贈られる「ベストインプレッション賞」に女子62キロ級でパリ五輪金メダルの元木咲良(育英大助手)を選出した。元木はパリ五輪の準決勝で起…

 東京運動記者クラブのレスリング分科会は22日、2024年の表彰選手を発表し、最も印象的な活躍を見せた選手に贈られる「ベストインプレッション賞」に女子62キロ級でパリ五輪金メダルの元木咲良(育英大助手)を選出した。元木はパリ五輪の準決勝で起死回生のそり投げから大逆転勝利を収め、決勝も制して金メダルに輝いた。

 普及活動など競技の発展に貢献した選手をたたえる「特別賞」は、パリ五輪男子フリースタイル74キロ級銀メダルの高谷大地(自衛隊)が選ばれた。高谷は五輪後に率先してファンとの交流イベントを企画するなど、競技の普及に尽力した。「新人賞」は男子グレコローマンスタイル82キロ級で4月のアジア選手権を日本男子史上最年少記録となる17歳で制した吉田泰造(高松北高)に贈られた。

 レスリング分科会による表彰制度は今年、創設された。2023年12月の全日本選手権からの1年間を対象に、分科会加盟者の担当記者による投票で選び、この日の全日本選手権(東京・代々木第二体育館)で表彰式が行われた。