東都大学野球の国学院大は22日、神奈川・横浜市内の同大グラウンドで年内の活動を終えた。今秋リーグ戦で最優秀防御率を獲得した当山渚投手(3年=沖縄尚学)は「春は結果を出せずに悔しく、情けないシーズンだった。それを晴らそうと取り組んだ秋でした」…
東都大学野球の国学院大は22日、神奈川・横浜市内の同大グラウンドで年内の活動を終えた。
今秋リーグ戦で最優秀防御率を獲得した当山渚投手(3年=沖縄尚学)は「春は結果を出せずに悔しく、情けないシーズンだった。それを晴らそうと取り組んだ秋でした」と振り返った。自分と向き合い、何ができるのかを考え続け、夏に行った真っすぐの質を高める努力が結実。真っすぐ、変化球と制球力よく安定した投球で、タイトルを手にした。「やってきたことが結果として出て自信につながりました」と胸を張った。
しかし、まだやり残したことはある。それは優勝だ。「来年は東都を制覇して日本一に導けるように。チームの軸として引っ張っていきたい」と、意気込む。大学卒業後は社会人野球への就職を目指しており、ラストシーズンを最高の結果で飾る。
今秋、リーグ戦を2位で終えた日、鳥山泰孝監督(49)は、新チームの来年の目標に「Stop the 青学」を掲げた。リーグ戦3連覇。そして史上5校目の大学4冠を達成した王者に、来年は勝負を挑む。当山も「決して引くことなく、自分たちは強いと思って野球に取り組みたい」。王者の背中はもう見えている。