◆ラグビー ▽リーグワン第1節(22日、秩父宮)東京ベイ 30(10―21、20―6)27 トヨタ 昨季6位の東京ベイ(旧クボタ)が、劇的逆転勝ち。同7位のトヨタ(旧トヨタ自動車)との接戦を制し、開幕戦を白星で飾った。 東京ベイは前半12分…

◆ラグビー ▽リーグワン第1節(22日、秩父宮)東京ベイ 30(10―21、20―6)27 トヨタ

 昨季6位の東京ベイ(旧クボタ)が、劇的逆転勝ち。同7位のトヨタ(旧トヨタ自動車)との接戦を制し、開幕戦を白星で飾った。

 東京ベイは前半12分にモールを押し込んでフッカー江良颯がトライを決め5点を先制。だが連続トライを許して5―14と逆転された。同32分にNO8のファウルア・マキシ主将のトライで10―14と追い上げたが、再びトライを許し、10―21で折り返した。

 後半、最初に得点したのはリードするトヨタだった。7分にSO松田力也のPGで10―24に。東京ベイはこの日最大となる14点のビハインドを背負ったが、諦めなかった。FW第1列全員やSH藤原忍など積極的な選手交代で息を吹き返すと、ラインアウトモールなどからトライを重ねた。同35分にはロックのメルヴェ・オリヴィエがトライ。そしてここまで4本全てでコンバージョンキックを外していたSOバーナード・フォーリーが初めてゴールを決め、27―27の同点に追いついた。

 そして迎えたロスタイムの同43分、敵陣で粘り強くボールを保持すると、フォーリーがゴール正面から約30メートルのDGを決めると同時に試合終了となった。キックの精度に苦しみながらも、劇的勝利の立役者ともなったフォーリーは「コンバージョンは本当に入らなかった」と頭をかきながらも「チームのために最後に決められてうれしい」と安どの表情を浮かべていた。