年末のダートの大一番、第70回東京大賞典・GⅠは29日、大井競馬場の2000メートルで行われる。23年のドバイ・ワールドCなどGⅠ級4勝のウシュバテソーロが、18~21年に4連覇したオメガパフュームに続く史上2頭目の3連覇を目指す。米国遠…

 年末のダートの大一番、第70回東京大賞典・GⅠは29日、大井競馬場の2000メートルで行われる。23年のドバイ・ワールドCなどGⅠ級4勝のウシュバテソーロが、18~21年に4連覇したオメガパフュームに続く史上2頭目の3連覇を目指す。米国遠征から帰国後の調整は順調。走り慣れた舞台で3歳馬フォーエバーヤングなどに熟練の力を見せつける。

B着用で上昇!

 ウシュバテソーロにとって、今年は試練の年だった。サウジCでは頭差の2着惜敗で、連覇のかかっていたドバイ・ワールドCは8馬身半差をつけられての2着。秋の日本テレビ盃(2着)、米ブリーダーズCクラシック(10着)も本来の力を出せなかった。高木調教師は「体に変化はない。気持ちがね。3コーナーで自らハミを取らなくなっている」とメンタル面の変化を指摘していた。

 3連覇のかかる東京大賞典は、精神面の強化を求めて追い切りからブリンカーを着用。トレーナーは「乗りやすくなったね。本番でも着けると思う」と手応えをつかんだ。終わりよければ全て良し。今年も年末の大一番を制する準備はできている。