◇全国高校駅伝 男子(22日、たけびしスタジアム京都発着=7区間42・195キロ) 全国高校駅伝は男子が12時30分にスタートし、1区(10キロ)を走った八千代松陰(千葉)のエース・鈴木琉胤(3年)が、日本人区間新記録を樹立する圧巻の走りを…

◇全国高校駅伝 男子(22日、たけびしスタジアム京都発着=7区間42・195キロ)

 全国高校駅伝は男子が12時30分にスタートし、1区(10キロ)を走った八千代松陰(千葉)のエース・鈴木琉胤(3年)が、日本人区間新記録を樹立する圧巻の走りを見せた。

 スタートから先頭に躍り出た鈴木は、向かい風の中でぐんぐん加速。6キロ過ぎから2位以下を大きく引き離し、単独走となった。「(28分48秒の区間記録を持つ)佐藤一世さんに直前にお話しを聞いて、記録を持っている方のタイムを追っていけば、最後はキレは自分の方があるんじゃないかと、失礼ながら思っていた」と鈴木。2位に29秒差をつける28分43秒の新記録で、タスキをつないだ。

 今夏の全国高校総体では5000メートルで日本人最高記録をマーク。集大成の走りを終えた鈴木は「全ての感情がきたというか。前日に体調不良になった仲間もいますし、家族だったり、今まで支えてくださったみんなの気持ちを背負って走ったので。この記録を走れない人にプレゼントできたかなと、安心が1番ですね」と振り返った。