<全国高校駅伝・女子>◇22日◇たけびしスタジアム京都発着(女子5区間21・0975キロ)仙台育英(宮城)が1時間7分45秒で3年連続の2位に輝いた。1区の長岡みさき(3年)が3位の好走でタスキをつなぎ、2区の渡辺光桃(こと、2年)が9位ま…
<全国高校駅伝・女子>◇22日◇たけびしスタジアム京都発着(女子5区間21・0975キロ)
仙台育英(宮城)が1時間7分45秒で3年連続の2位に輝いた。1区の長岡みさき(3年)が3位の好走でタスキをつなぎ、2区の渡辺光桃(こと、2年)が9位まで順位を落としたものの、3区デイシー・ジェロップ(3年)、4区手塚蕾(2年)、5区細川あおい主将(3年)が追い上げ、8年連続の表彰台入りを果たした。
アンカーを任された細川は、トップと31秒差の全体3位で受けた。「前を抜けるのは自分しかいないので、ひっくり返すつもりでスタートしました」。2位とも21秒差があったが、ぐんぐんと差を詰め、残り約1・5キロ付近で、大阪薫英女学院をかわして2位に浮上。鬼気迫る表情で前を追い、優勝した長野東の1時間7分27秒に18秒差の2位まで押し上げた。
今年も、あと1歩及ばなかった。細川は「優勝を見せてあげられなかった」と涙を流したが、続けて「プレッシャーに負けず、来年もう1回リベンジしてもらえたらと思います」。3年間届かなかった頂点は、後輩たちに託した。【浜本神威】