東京6大学の慶大は22日、神奈川・横浜市内のグラウンドで今年最後の練習を行った。エース外丸東真投手(3年=前橋育英)は「今年は本当に苦しい1年でした」と開口一番に感想をもらした。今秋リーグ戦は4試合を投げて0勝1敗、防御率4・32。現在は完…

東京6大学の慶大は22日、神奈川・横浜市内のグラウンドで今年最後の練習を行った。

エース外丸東真投手(3年=前橋育英)は「今年は本当に苦しい1年でした」と開口一番に感想をもらした。

今秋リーグ戦は4試合を投げて0勝1敗、防御率4・32。現在は完治しているが、右肩痛の影響もあり本来の姿を発揮できなかった。

1年春からフル回転だった右腕はベンチを外れる試合も多く「試合に出られない苦しみを経験できたのは大きかった」と、もどかしさをラストイヤーにぶつける。

チームは今季5位に終わったが、新戦力の台頭もあった。2年生左腕の渡辺和大投手(高松商)が最優秀防御率を獲得するなど左のエースとして成長。スタンドから応援していた外丸は「負担をかけてしまった。本当に申し訳ないなと思って見ていました」と振り返る。自身の持ち味は制球力とキレ。長所を生かし「全部自分が投げてやるぐらいの気持ちでいきたい」とラストイヤーへ気合十分だ。

進路については、幼少期からの夢であるプロ野球選手を目指す。「6大学は良い投手が多い。(早大の)伊藤や(明大の)高須に負けないように頑張っていきたい」。同連盟創立100周年を大いに盛り上げる。