今年の高校サッカー選手権道大会で8強入りしたクラークの2選手が、タイのプロチームで経験を積む。ともに2年生DFの兼大樹と蜷川魁が、21日に札幌をたち、同国のバンコク入りした。27日まで滞在し、同国1部・ラーチャブリーのトップチームの練習に…
今年の高校サッカー選手権道大会で8強入りしたクラークの2選手が、タイのプロチームで経験を積む。ともに2年生DFの兼大樹と蜷川魁が、21日に札幌をたち、同国のバンコク入りした。27日まで滞在し、同国1部・ラーチャブリーのトップチームの練習に参加する。
アジアを中心に22の国と地域でプロ選手として活躍し、多くの人脈を持つ伊藤壇監督(49)が橋渡しをしたもので、同校からは2年連続のタイへの短期留学となる。昨年は4選手が同国2部・カスタムズ・ユナイテッドの練習に参加。創部5年目で2度目となる選手権道大会に臨み、好結果を残した。
先輩たちに続いて異国で臨む、初めての“修行”に向け、兼は「レベルの高いチームの中に入って、自分のサッカーがどこまで通用するかを知りたい」と抱負を口にした。蜷川も「プロチームと練習できることなんてなかなかない。やれることを全力でやっていきたい」と意気込んだ。期間中にはU―17タイ代表との練習試合にも参加する。貴重な機会を今後に生かし、2025年の更なる躍進につなげる。
(砂田 秀人)