<フィギュアスケート:全日本選手権>◇第2日◇21日◇大阪・東和薬品RACTABドーム◇男子フリーショートプログラム(SP)2位の中田璃士(りお、16=TOKIOインカラミ)が、高校1年で表彰台に上った。フリーで173.68点を記録し、合計…
<フィギュアスケート:全日本選手権>◇第2日◇21日◇大阪・東和薬品RACTABドーム◇男子フリー
ショートプログラム(SP)2位の中田璃士(りお、16=TOKIOインカラミ)が、高校1年で表彰台に上った。フリーで173.68点を記録し、合計263.99点で銀メダルに輝いた。19年大会の鍵山優真以来5大会ぶりとなる、ジュニア年代の全日本メダリストが生まれた。
20日のSPでは、4回転-3回転の連続トーループや3回転フリップなどで得点を重ね、国際スケート連盟(ISU)非公認ながら自己ベストとなる90・31点をマーク。年齢制限により26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪(オリンピック)には出場できないものの、堂々の演技でシニア勢を抑え、首位の鍵山と1・74点差につけていた。
元フィギュアスケート選手の父誠人さんと英国出身の母のもとに生まれた16歳の新星。今季は全日本ジュニア選手権を制するも、2連覇を狙ったジュニアグランプリ(GP)ファイナルでSP首位から逆転されて優勝を逃していた。「自分の実力は絶対こんなもんじゃない」。その言葉通りの会心の演技で、5大会ぶりの偉業をかなえた。【竹本穂乃加】