秋古馬三冠にリーチをかけていたドウデュースが出走取消となり、一気に混戦ムードが漂う第69回有馬記念。今年は下位人気にもGI好走馬が名を連ね、昨年同様、GI馬の上位独占でも万馬券になる可能性を秘めている。本記事では「穴馬をアナライズ(分析)す…
秋古馬三冠にリーチをかけていたドウデュースが出走取消となり、一気に混戦ムードが漂う第69回有馬記念。
今年は下位人気にもGI好走馬が名を連ね、昨年同様、GI馬の上位独占でも万馬券になる可能性を秘めている。
本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに穴馬候補をピックアップ。ここでは「スタニングローズ」を取り上げる。
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■スタニングローズ
スターズオンアースやナミュールとハイレベルの現5歳世代において、オークス2着に秋華賞制覇と、結果を残してきた同馬。
3歳秋のエリザベス女王杯は道悪・阪神のタフな馬場で大きく崩れ、4歳春のヴィクトリアマイルは不得手の瞬発力勝負に泣いた。その後、左前脚の腱周囲炎で長期離脱。今年の大阪杯で復帰したが、休養前の勢いは影を潜め、ピークアウトを思わせた。それが一変、エリザベス女王杯への追い切りでは故障前に見せていた弾むようなフットワークが戻り、レースでは早め先頭から押し切りV。完全復活を遂げた。
有馬記念がラストランになるが、決して思い出づくりの参戦にあらず。2、3歳時を振り返れば、府中では切れ負けするが、中山や阪神では好位押し切りで勝ち星を積み上げた。前走・エリザベス女王杯は、道中12秒台が続いたペースを自ら押し上げるように4角2番手まで上がり、そこから一気に先頭に立ち2馬身差の圧勝は、中山芝2500mの攻略にフィットする。
同じ非根幹距離であり中5週となるエリザベス女王杯組の相性は良く、2022年に3番人気のジェラルディーナが3着、20年には11番人気のサラキアが2着、17年には8番人気のクイーンズリングが2着。今回、エリザベス女王杯5着のレガレイラが上位人気に迫る評価を受けているが、オッズと比較すれば妙味たっぷりの存在だ。
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