12月21日の中山11R・グレイトフルS(3歳上3勝クラス、芝2500メートル=16頭立て)は、10番人気のヴェルミセル(牝4歳、栗東・吉村圭司厩舎、父ゴールドシップ)が、低評価を覆す激走で2連勝を飾り、オープン入りを決めた。勝ち時計は2…

 12月21日の中山11R・グレイトフルS(3歳上3勝クラス、芝2500メートル=16頭立て)は、10番人気のヴェルミセル(牝4歳、栗東・吉村圭司厩舎、父ゴールドシップ)が、低評価を覆す激走で2連勝を飾り、オープン入りを決めた。勝ち時計は2分32秒9(良)。

 外の13番枠からスタートを決めて、流れに任せて道中は後方に構えた。じっくりとリズム良く運び、勝負どころの2周目の3、4コーナーで前との差を詰めていくと、直線では8番手から豪快に差し切った。

 津村明秀騎手は「返し馬からすごくいい雰囲気で、これくらいの距離はいい。先生(吉村調教師)からも、じっくり行った方がいい脚を使ってくれると聞いていたので、後ろのポジションでも慌てず、長くいい脚を使えました。距離はもっと長くても大丈夫だと思います」と、納得の表情で勝利を振り返った。