全国大学ラグビー選手権で4大会ぶりの優勝を目指す天理大(関西1位)は20日、明大(関東対抗戦3位)との準々決勝(22日、三重交通G)に向けて、奈良・天理市内で練習を公開した。先発メンバーが発表され、3兄弟の長男でNO8の上ノ坊悠馬(4年)…

 全国大学ラグビー選手権で4大会ぶりの優勝を目指す天理大(関西1位)は20日、明大(関東対抗戦3位)との準々決勝(22日、三重交通G)に向けて、奈良・天理市内で練習を公開した。先発メンバーが発表され、3兄弟の長男でNO8の上ノ坊悠馬(4年)=市尼崎=は、関西リーグ第3節・立命大戦(10月13日)以来のスタメンが決まった。肋(ろく)軟骨骨折から13日に復帰し「状態は100%。やるしかない」と決意を口にした。

 SOの次男・駿介(3年)=石見智翠館=とそろって先発するのは5試合ぶり。次男は「あうんの呼吸というか、互いのプレーを一番理解している」と、長男への信頼感は絶大。悠馬も「少しでも長く(ともに)出られるように」と思いは同じ。関西大学Aリーグを制した20年度は準決勝で明大を破り、全国初Vにつなげた。その再現を狙う。(森口 登生)