「フィギュアスケート・全日本選手権」(20日、東和薬品ラクタブドーム) 女子ショートプログラム(SP)が行われた。この日、国際スケート連盟(ISU)がウクライナ侵攻以降、国際大会から除外されていたロシアとベラルーシの選手について、26年ミ…

 「フィギュアスケート・全日本選手権」(20日、東和薬品ラクタブドーム)

 女子ショートプログラム(SP)が行われた。この日、国際スケート連盟(ISU)がウクライナ侵攻以降、国際大会から除外されていたロシアとベラルーシの選手について、26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の予選に参加することを認めることを発表したことを受け、ミラノを狙う選手たちがそれぞれの思いを語った。

 フィギュアスケート女子はロシア勢が14年ソチ五輪のソトニコワ、18年平昌五輪のザギトワ、22年北京五輪ではシェルバコワと3大会連続で金メダリストを輩出しており、平昌ではメドベージェワ、北京ではトルソワが銀メダルを獲得し、2大会連続でワンツーフィニッシュを決めている。本戦まで駒を進めてくれば、日本勢の難敵になるのは間違いないが、世界選手権3連覇中の坂本花織(シスメックス)は「このタイミングで?」と驚きつつ「それはそれで以前は(ロシア勢が)3人だったから、誰かの間に入りたい気持ちだった。それが復活すると思うとワクワクします。他にも米国とか強い選手がいる。めちゃくちゃ燃えます」と、力を込めた。

 GPファイナル2位と頭角を現してきた千葉百音(木下アカデミー)は「4回転をポンポン跳ぶ選手が出てくると思う。自分が今は完全に勝てる自信はないが、日本代表として胸を張って目標の試合に出場するものが備わっていないといけない。入れていかないといけない」と、気持ちを引き締めた。