◆フィギュアスケート ▽世界選手権代表選考会 全日本選手権 第1日(20日、大阪・東和薬品ラクタブドーム) 女子ショートプログラム(SP)が行われ、大会3連覇中の坂本花織(シスメックス)は78・92点で、史上9人目の4連覇へ好スタートを切っ…

◆フィギュアスケート ▽世界選手権代表選考会 全日本選手権 第1日(20日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)

 女子ショートプログラム(SP)が行われ、大会3連覇中の坂本花織(シスメックス)は78・92点で、史上9人目の4連覇へ好スタートを切った。冒頭のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)、続く3回転ルッツ、最後のフリップ―トウループの連続3回転を着氷。演技後はうなずき笑顔を見せた。

 「まずは大きなミスなくできて、ホッとしている。一つ一つ集中してできた。不安はGPファイナルよりなかった。自己ベストに近づいて来ているのは嬉しいが、取りこぼしがあるので伸びしろはある。(フリーは)見ているみなさんも自分も楽しめるように」と振り返った。

 坂本は今季、GPシリーズで2連勝しながらも2連覇に挑んだ今月のファイナルは3位。19日の公式練習後に「去年は初優勝を目指して、すごく勝ち気で挑んで達成できて、今回はそこがちょっと足りなかった。それが3位の結果が出て、気づけた部分」と語っていた。

 攻めるスケートを意識。今大会に向けては「人に勝つというよりは、自分に勝つ気持ちでいきたい。目標は、欲張り。全部いいように、結果につなげたい」と意気込んでいた。挑むは、2017年年の宮原知子以来の大会4連覇。勝てば自身5度目の優勝となる。フリーは、22日に行われる。