マラーは大型左腕として期待が高まる(C)Getty Images 中日は20日、新外国人投手として前アスレチックスのカイル・マラー投手(27)、前マリナーズのジェイソン・ボスラー外野手(31)、育成のランディ・マルティネス投手(21=キュー…

マラーは大型左腕として期待が高まる(C)Getty Images

 中日は20日、新外国人投手として前アスレチックスのカイル・マラー投手(27)、前マリナーズのジェイソン・ボスラー外野手(31)、育成のランディ・マルティネス投手(21=キューバリーグ)の獲得を発表した。

 中でも注目は身長201センチ、大型左腕のマラーだ。

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 マラーは2016年MLBドラフト2巡目でブレーブスから指名を受け入団すると、21年にメジャーデビュー。22年オフにアスレチックスへ移籍すると、翌年の開幕投手も務めた。エンゼルスとの開幕戦では当時在籍した大谷翔平と対戦、5イニング1失点と好投。今季は救援として21試合に登板し、0勝1敗、防御率4.01。高身長を活かした角度のある最速157キロのストレートに加え、スライダー、カーブ、チェンジアップと多彩な変化球も持ち味とされる。

 球団を通じて「試合に投げること、そして日本の文化をもっと学ぶことが待ちきれません。できるだけ多くの試合に勝てるよう、一生懸命頑張ります」とコメントを寄せた。 

 中日はエース左腕だった小笠原慎之介がポスティングシステムを利用し、メジャー挑戦を目指している。左の先発が不足している中、投手王国の一角として活躍が期待されている。

 マラー入団が分かるとファンの間でも「期待しているよ」「楽しみしかない!」など、続々と喜びの声が挙がっている。

 また今季マリナーズに所属したボスラーは今季メジャーでは10試合の出場にとどまったが、3Aでは119試合に出場し、打率・303、31本塁打、110打点としっかりとパフォーマンスを残しているとあって、チーム課題の長距離砲として爆発が期待される。

 育成入団となった21歳のマルティネスも10月に行われたU-23キューバ代表と伸びしろ十分。

 今オフは絶対守護神のライデル・マルティネスの流出など寂しいニュースもあったが、井上一樹監督就任1年目のシーズンに向け、明るい材料が増えてきたようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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