日本プロボクシング協会は20日、都内で理事会を行い、来年の日本タイトル戦、最強挑戦者決定戦から試合前日の公式計量とは別に2度の予備計量を導入することを決定した。試合1か月と2週間前に実施するもので、1か月前は契約体重の12パーセント増以内…

 日本プロボクシング協会は20日、都内で理事会を行い、来年の日本タイトル戦、最強挑戦者決定戦から試合前日の公式計量とは別に2度の予備計量を導入することを決定した。試合1か月と2週間前に実施するもので、1か月前は契約体重の12パーセント増以内、2週間前は7パーセント増以内に落とすことが求められる。

 予備計量が導入される経緯は、近年、ウエートオーバーで計量失格者が多いため。また、試合直前に急激にウエートを落とす選手も多く、健康面に悪影響を及ぼすことから、関係者は予備計量の導入で大きな効果を期待する。選手の移動などに負担をかけないためにも、日本ボクシングコミッションと各ジムをオンラインで結び映像で確認する。数値の公表はなく、罰則も設けないとしているが「本計量に向けての目安になるので、効果が期待できる」と、日本プロボクシング協会・小林昭司会長は話した。