今季は3年ぶり20本塁打&キャリアハイの87打点をマーク ソフトバンクの栗原陵矢内野手が20日、みずほPayPayドームの球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。今季年俸6300万円から2倍以上のアップ提示を受け、“大台突破”の1億5000万円で…
今季は3年ぶり20本塁打&キャリアハイの87打点をマーク
ソフトバンクの栗原陵矢内野手が20日、みずほPayPayドームの球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。今季年俸6300万円から2倍以上のアップ提示を受け、“大台突破”の1億5000万円で来季契約にサインした。「(アップ幅は)しっかりとですね。自分の思っていることも伝えられて最後しっかりと納得してサインしました」と頷いた。(金額は推定)
昨年11月にモデルの愛甲千笑美さんと結婚して迎えた初のシーズン。不動の三塁手としてベストナイン、ゴールデン・グラブ賞に輝くなど、チームの主力として4年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。「僕が気持ちの部分で結構浮き沈みがあるタイプなので、すごく支えられましたし。1年間怪我無くできたのも奥さんがすごくサポートしてくれたことが一番だと思うので。感謝しています」と言葉を並べた。
140試合に出場して打率.273、自身3年ぶりとなる20本塁打、キャリアハイの87打点をマーク。「もっともっと打ちたいと思って始まったシーズンでしたけど。1本目がなかなかでなくて。それでも最終戦で20本乗せることができましたし、そこは自分の技術が少し上がったのかなと」と振り返った。
また、初受賞となったゴールデン・グラブ賞は「一番うれしい賞です」と笑顔。「自分の中では。バッティングは相手がいることで、自分主導でどうしてもできないですし、打てる日も打てない日もありますけど。でも守備ではピッチャーやチームを助けたいという気持ちはずっとあったので。そういう賞をとれたというのはすごく大きかったですね」と納得の表情を見せた。
チームでは甲斐拓也捕手がFA宣言し巨人に移籍。「決まった時はさみしかったですし、やっぱり行くか―と思いましたけど。戦いたいですね」と複雑な心境を明かした。「色んな駆け引きがあると思いますし、たぶんしゃべってくると思うので。上手くかわしつつっていう感じですね」と対戦を心待ちにした。
11月には野球日本代表「侍ジャパン」の一員として、プレミア12でも活躍。「レギュラーは小久保監督が口にした選手(柳田悠岐外野手、山川穂高内野手、近藤健介外野手)だけなので。来年はもう一回レギュラーを取りに行きたいと思います」と気を引き締めた。目標に打率3割を掲げ「近藤さんと競いたいなと思います」と力を込めた。(Full-Count編集部)