【ゼネラルサントス(フィリピン)19日=田村龍一】日本ボクシングコミッション(JBC)非公認のIBO世界ミニマム級王座を獲得し、日本人初の“5団体制覇”を達成した高山勝成(41)=石田=が、今後の海外防衛ロードに意欲を示した。判定勝ちした…
【ゼネラルサントス(フィリピン)19日=田村龍一】日本ボクシングコミッション(JBC)非公認のIBO世界ミニマム級王座を獲得し、日本人初の“5団体制覇”を達成した高山勝成(41)=石田=が、今後の海外防衛ロードに意欲を示した。判定勝ちした18日のカー・ル(24)=オーストラリア=との王座決定戦から一夜明け、さほど傷のない顔で帰路の空港に現れた新王者は「チャンスにつながるなら、どこへでも行く」と前向き。2010年から13年の海外転戦などでアウェー戦も適応力は十分だ。
JBC非公認のIBO王座の防衛戦は日本で開催できないため、高山陣営はIBO幹部から、V1戦の試合地候補としてオーストラリア、シンガポールのほかハワイ、グアムなどを提案された。V1戦は来年初夏ごろを予定。高山は「モチベーションが上がる試合を求めていきたい」。陣営は、高山が唯一、正規王座獲得を逃したWBAなど世界主要4団体王者との統一戦または、世界上位ランカーとの一戦を模索していく。