「格闘技・シュートボクシング」(26日、東京ドームシティホール) ビッグマッチ「-SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT-GROUND ZERO TOKYO 2024」で、SB日本ウエルター級王者・奥山貴大(30)=NEXS…
「格闘技・シュートボクシング」(26日、東京ドームシティホール)
ビッグマッチ「-SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT-GROUND ZERO TOKYO 2024」で、SB日本ウエルター級王者・奥山貴大(30)=NEXSOPORTS=とRIZIN MMAルール66・0キロ契約5分3回戦で対戦するRIZINファイター、白川ダーク陸斗(33)=JAPAN TOP TEAM=が19日、東京・赤坂のJAPAN TOP TEAMで公開練習を行った。
白川がパンツ一丁でシャドーボクシングを始めると、スタッフが慌ててトランクスをはかせ、改めてミット打ちを披露。白川はフィニッシュに予告しているサッカーボールキックも連発した。
白川は「いいイメージが湧くと、カッコとかまるで気にせんと、イメージが湧いた瞬間にシャドーとかしたくなる。その延長線上でたまたまパンツ一丁やったというだけ」とパンイチ練習を釈明し、「今日のこの動画で子供たちがかわいそうだの恥ずかしいだの言われることがあれば、子供たちにスマンと謝ろうと思っています」と子供たちにもフォローを入れた。
白川はMMAを20試合以上戦っているのに対し、奥山は今回がMMAデビュー戦となるが、「全く油断はしていない。MMAもけっこうできるという情報もチラホラ入ってくるので、そこはナメてかかったら痛い目に遭うんで。RIZINデビュー戦で痛い目に遭ってるんで。絶対勝つやろうという試合で落とすようなタイプなんで、二度とそんなことがないように徹底してやろうと思っている」と強調する。
奥山については「すごい体幹の強いパワフルな選手で打たれ強い。一発一発重いですし。飛び込みのフックとかうまいし、ストレートが真っすぐ延びてくるタイプの選手で、カーフとかがうまいので警戒しながら。体の強さとか柔道仕込みなんでそこはMMAに向いてるなとは思いましたね。ただ、細かいステップだったり足の動きがあまりないんで、そこはMMAとしては弱点になるかな」と分析。
試合の主導権は自身にあるとして「やりたいことをシンプルにやらせてもらおうと思っていますね。楽しんでる姿であったり、美しいものであったり、限界を超えてる姿に人って魅了されると思う。一番自分が楽しんでいる姿を見せるのが、お客さんを盛り上げることに直結するのかなと思っているので、そこを表現しようと思っている」と主張。試合のテーマを「美しく楽しく限界を超える」に設定した。
「経験の差はもろに出ると思うんで。僕は成長真っ最中なので今。イージーな試合になるでしょうけど、気を引き締めて徹底的にボコボコにしようかなと思っています。MMA全てにおいて制圧していこうかなと思っています」と、勝利をみじんも疑わず、フィニッシュは「やっぱりサッカーボールキックっすね。サッカーボールキックで頭吹っ飛ばしたいですね」ときっぱり。
「RIZINと言えばグラウンド状態の顔面膝あり、サッカーボールキックももちろんというすごい過激なルールなので、せっかくRIZINのMMAルールなんで、SBを見に来ていただいてるお客さんに、そういう過激な部分も見せられたら」とその理由も説明した。
JTTの盟友・朝倉未来は大みそかの「RIZIN DECADE」第2部をプロデュースし、朝倉未来軍と平本蓮のBLACK ROSE軍の対抗戦という機運が盛り上がっているが、白川は「サクッと勝って年末行ったろかいぐらいの気持ちはあります」と名乗り。先にSBが決まっていたため、「決まっていなかったら、みたいな話はありましたね」と、大みそか出場の可能性があったことも明かした。
また、来年の展望については「2年以内でRIZINバンタム級のベルトを巻きたいんで、その目標に向けて今回の試合に勝って弾みを付けて、来年につなげられたら。(同門の朝倉)海くんがベルトを返上した、それをJTTに持って来たいという思いもありますし、ホントに取れると思ってるんで。来年1年間のメニューを決めて取り組んで行こうと思っている。心身ともに成長する」と、RIZINバンタム級王座奪取へのベース作りを掲げていた。