現役ドラフトで広島からヤクルトに移籍した矢崎拓也投手が19日、都内の球団事務所で入団会見に臨んだ。背番号は「41」に決まった。 会見に臨んだ矢崎は「まず最初に8年間広島カープの監督、スタッフ、選手、裏方さん、そしてファンの皆さまにこの場を…
現役ドラフトで広島からヤクルトに移籍した矢崎拓也投手が19日、都内の球団事務所で入団会見に臨んだ。背番号は「41」に決まった。
会見に臨んだ矢崎は「まず最初に8年間広島カープの監督、スタッフ、選手、裏方さん、そしてファンの皆さまにこの場を借りて感謝を申し上げたいと思います。本当に8年間ありがとうございました」と感謝し、「新しく貴重なご縁をいただいたヤクルトスワローズの縁に従って、感謝して全力で自分のベストを尽くしたい」と意気込んだ。
現役ドラフトで移籍が決まった直後の心境は「率直に驚いた。電話がかかってきて、その日にやっていることは知っていたので自分だなっていうのが1番の印象ですね」と話し、ヤクルトの印象については「よく打たれたなっていう」と少し笑みをにじませた。「ヤクルトの優勝、日本一に貢献できるように。数字的なものは考えていない。言われたところで自分のベストを尽くすことができれば」と表情を引き締めた。
また広島の首脳陣や仲間から「頑張れよ」などとエールを送られたといい、「あんまりみんなと対戦したくない」と苦笑い。強いて言うならと問われると、悩んだ末に「床田は打たれたらうるさいので。そこだけはちょっと嫌だな」と話した。
3年ぶりの覇権奪還を目指すチームは、実績十分な右腕獲得でブルペンの強化に成功した。矢崎は23年に24セーブを記録し、今季も10ホールドを記録。現役ドラフト後に取材に応じた高津監督も「球の強さとやっぱフォークの縦変化ですね。多少球が荒れる時もありますけど、バッターとしてはなかなか打ちづらい球のまっすぐ、変化球だと思っています」と印象を明かし、強みを生かした起用法を約束していた。
今オフは矢崎に加え、守護神候補として新助っ人・バウマンの獲得にも成功。中継ぎ陣の整備が進んでいる。