読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄さんが19日午前2時、死去した。同社が発表した。98歳。都内の病院で亡くなり、死因は肺炎だった。葬儀は近親者のみで執り行い、後日、お別れの会を開くという。 訃報を受け、原辰徳・オーナー付特別顧問…

 読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄さんが19日午前2時、死去した。同社が発表した。98歳。都内の病院で亡くなり、死因は肺炎だった。葬儀は近親者のみで執り行い、後日、お別れの会を開くという。

 訃報を受け、原辰徳・オーナー付特別顧問が球団を通じてコメントを発表。

 「私にとって、野球だけではなく、人生においても強い影響を与えていただいた恩師でした。厳しいご指導をいただいたこともありましたし、温かい言葉で励ましていただいたこともあります。渡辺主筆は、私の人生の中で燦然と輝いた存在です。

 野球界のため、日本のため、世界のためにご尽力いただき、本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします」

 渡辺さんと原氏の信頼関係は厚く、選手、さらに監督としての手腕も高く評価。原氏が指揮を執った第1次政権では3年契約の2年目で監督を交代させたことはあったが、第2次では長期政権を託した。11年にはデイリースポーツの取材に「原を代えて、後を誰にするなんていうのは、俺の頭には全くない」「菅直人(当時首相)よりはるかにマシだ」と、そのリーダーシップを絶賛した。