今夏のパリ・パラリンピックの車いすラグビーで金メダルを獲得した埼玉県北本市出身の中町俊耶選手(30)が15日、市役所を表敬訪問し、三宮幸雄市長らに報告した。「次のロスに向け、また応援をいただければうれしい」と話した。 中町選手は金メダルを…
今夏のパリ・パラリンピックの車いすラグビーで金メダルを獲得した埼玉県北本市出身の中町俊耶選手(30)が15日、市役所を表敬訪問し、三宮幸雄市長らに報告した。「次のロスに向け、また応援をいただければうれしい」と話した。
中町選手は金メダルを手に「パリ出発前、市役所での壮行会で『金メダルを取ってきます』と宣言した手前、プレッシャーも感じましたが、今はホッとしています」と話した。
これに対し、中町選手の母校の恩師で、市立北小学校の和泉健校長が「何人もの児童が試合を見て、先輩の活躍を喜んでいます。また母校に来て、あきらめないことの喜びを伝えてください」と活躍をたたえた。
車いすラグビーは4対4の競技で、日本の金メダル獲得は初めて。前回の東京大会、前々回のリオ大会は銅だっただけに、中町選手は「パリでは準決勝がヤマ場でした」。
男女混合の種目で、チームの年齢の幅が22~49歳と広いため、選手の相互理解やコミュニケーションに努めたことも金メダルの獲得につながったと振り返った。(稲垣直人)