女子バドミントンのパリ五輪日本代表選手だった大堀彩さん(28)=会津若松市出身=が17日、福島県富岡町役場を訪れ、現役引退のあいさつをした。大堀さんは富岡第一中学2年の時に、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で猪苗代町へ避難。寮生活を…
女子バドミントンのパリ五輪日本代表選手だった大堀彩さん(28)=会津若松市出身=が17日、福島県富岡町役場を訪れ、現役引退のあいさつをした。大堀さんは富岡第一中学2年の時に、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で猪苗代町へ避難。寮生活をしながら、猪苗代町に避難していた富岡高に進学してバドミントンを続けた。
大堀さんは、山本育男町長や当時の寮監だった荒木信彦さんらに、「富岡でつくった土台が大きな花を咲かせてくれた。町民のみなさんに夢や希望をお届けできていたらうれしい」「みなさんのサポートのおかげで、大きく成長することが出来ました」などと話した。
五輪前から引退について考えていたといい、「ここでやめたら後悔すると思った。五輪後、すべてやりきったという思いで決めた」「今後はバドミントンにかかわりつつ、違うことにも挑戦したい。富岡にも恩返ししたい」と取材に答えた。
18日には故郷の会津若松市も訪れ、引退のあいさつをした。(西堀岳路)