◆リーグ杯準々決勝 サウサンプトン1-2リバプール(12月18日、英国・サウサンプトン セント・メアリーズ・スタジアム) 12月18日、英国ではリーグ杯準々決勝が3試合行われ、日本代表主将遠藤航(31)が所属するリバプールはアウェイで日本代…
◆リーグ杯準々決勝 サウサンプトン1-2リバプール(12月18日、英国・サウサンプトン セント・メアリーズ・スタジアム)
12月18日、英国ではリーグ杯準々決勝が3試合行われ、日本代表主将遠藤航(31)が所属するリバプールはアウェイで日本代表DF菅原由勢(24)が所属するサウサンプトンと対戦。この試合、遠藤はセンターバックで出場。菅原はベンチスタートとなったが、後半16分から出場した。
センターバックの左で先発した遠藤だが、自軍がボールを持つと中盤にポジションを上げて、果敢に攻撃にも参加。2点目のエリオットのゴールの起点にもなり、90分フル出場を果たしてリバプールの準決勝進出に大きく貢献した。
一方の菅原は後半16分に出場。すると1分後の同17分、自身のファーストタッチとなったプレーで菅原が右サイドから見事なクロスを繰り出すと、ゴール前に飛び込んだフェルナンデスが右足を合わせて枠内にシュートを流し込んだが、このボールはリバプールGKケラハーが辛くもセーブ。しかし日本代表DFが登場後すぐに存在感を示した形になった。
試合は前半24分にリバプールのヌニェスが先制。するとこの6分後の同32分、遠藤がガクポとのワンツーを決めると、オランダ代表FWが日本代表主将からのリターンボールをゴールを奪ったエリオットに送ってアシスト。遠藤が起点となって、リバプールが2点目を追加した。
そして後半、日本代表主将がリバプールでもキャプテンのアームバンドを巻いた。この試合の主将を務めたアレクサンダー=アーノルドが前半45分のプレーで退くと、遠藤が後半の主将を引き継いだ。
しかし後半14分、遠藤が顔面でブロックしたボールがサウサンプトンのアーチャーの足元に落ちて、1点を返される不運があった。けれどもこの後も遠藤は体を張った守備で自身が起点になった2点目を守り切り、2-1勝利に貢献。リバプールのリーグ杯準決勝進出を決めた。
この日本代表主将の活躍にはスロット監督も完全に脱帽した。「この試合で誰かを褒めるとしたら、それは遠藤航だろう」と語ると、「違うポジションであれだけのプレーをしたのだから、彼のクオリティの高さが分かる」と続けて、今季のリーグ戦では完全に控えとしながらも、センターバックで90分間プレーした31歳日本代表主将を絶賛した。