山県が肉体強化で復活を懸ける。1年時からAチームでボランチとしてプレーし、今年1月の新チーム結成時から10番を背負ってきた。だが県選手権は出番なし。10月のプレミアリーグ・鹿児島城西戦(0△0)で先発した際に「気持ちが入っていない」と川口…
山県が肉体強化で復活を懸ける。1年時からAチームでボランチとしてプレーし、今年1月の新チーム結成時から10番を背負ってきた。だが県選手権は出番なし。10月のプレミアリーグ・鹿児島城西戦(0△0)で先発した際に「気持ちが入っていない」と川口修監督(51)に厳しく言われ、後半途中で代えられたのだ。
中盤で体の大きな相手にガツガツこられた。「それをかわし切れず、頭が働かなくなった」と悔しがる。以前からフィジカル強化の必要性に気づいており、夏から筋トレに積極的に取り組んでいた。体重も61キロと昨年より2キロ増量。先月20日のプレミア・東福岡戦ではボールをしっかりとキープする見せ場もつくった。
この秋は同期のMF篠塚怜音が得点を量産中。「すごいです。負けていられない」。日々の練習でアピールし、全国で出番をつかみ「点を決めたいです」と誓った。
(里見 祐司)
◆山県 優翔(やまがた・ゆうと)2008年1月21日、兵庫県生まれ。16歳。サッカーは幼稚園から。前所属は千里丘FC。U―16日本代表。169センチ、61キロ。血液型A。家族は両親と兄。