「ボクシング・ダブル世界タイトルマッチ」(25年1月24日、有明アリーナ) ボクシングのWBO世界バンタム級王者・武居由樹(28)=大橋=が右肩関節唇損傷で全治4週間と診断され、来年1月24日に東京・有明アリーナで予定されたユッタポン・ト…

 「ボクシング・ダブル世界タイトルマッチ」(25年1月24日、有明アリーナ)

 ボクシングのWBO世界バンタム級王者・武居由樹(28)=大橋=が右肩関節唇損傷で全治4週間と診断され、来年1月24日に東京・有明アリーナで予定されたユッタポン・トンディ(31)=タイ=との防衛戦を延期することが18日、横浜市内で発表された。

 この試合は4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(大橋)がサム・グッドマン(オーストラリア)の挑戦を受ける防衛戦とともにダブル世界戦として12月24日に開催予定だったが、グッドマンの負傷で延期されていた。

 大橋秀行会長はサム・グッドマンの負傷を聞いた井上尚弥の反応を明かした。尚弥は冷静に受け止め、仮に代役が挑戦することになっても「全然OKです」とキッパリ。結局グッドマンに落ち着いても「もう全然。1カ月、ちょうどいい練習期間になりますから」と常にポジティブだったという。「あの前向きさはすごい」と同会長は感心しきりだった。

 さらにグッドマン戦の延期を受けて来年3試合とされる試合数が、4試合になることはないと明言。一部で来秋にも挙行と報じられたWBC世界バンタム級王者・中谷潤人とのメガファイトについては、「(その時期には)ならない。伝わっている計画とちょっと違っている」と25年中に対戦は実現しないと説明した。