阪神の前川右京外野手(21)が18日、巨人への加入が決定したマルティネスの攻略に闘志を燃やした。「(マウンドに)出てくるってことは阪神が負けている。ビハインドの時は打てるようにしたい」。宿敵の守護神となる可能性もあるだけに、攻略を誓った。…

 阪神の前川右京外野手(21)が18日、巨人への加入が決定したマルティネスの攻略に闘志を燃やした。「(マウンドに)出てくるってことは阪神が負けている。ビハインドの時は打てるようにしたい」。宿敵の守護神となる可能性もあるだけに、攻略を誓った。

 今季は3月16日のオープン戦・中日戦(バンテリン)で右腕から適時打を記録。ただ、過去2年のシーズンでは5打数無安打と打てていない。「真っすぐとフォーク、どっちかに絞っていきたい」。150キロ後半の直球と鋭い落ち球を仕留めることができれば、嫌な印象を植え付けることもできる。

 巨人はマルティネスだけではなく、甲斐もFAで獲得。連覇へ大型補強を進めている。今季は伝統の一戦で打率・231と苦しんだ。「巨人戦は緊張しますし、独特の雰囲気がある」。来季は雪辱を果たしたい。

 当然、巨人戦だけではなく、シーズンを通して活躍することが目標。「どのチームも打てるのが一番いい。この2カ月でしっかり鍛えたい」。すでに25年への勝負は始まっている。V奪還へ、ライバルの好投手を打ち崩す準備を整える。