「ボクシング・IBO世界ミニマム級王座決定戦」(18日、ゼネラルサントスシティー) 元世界4団体同級王者・高山勝成(41)=石田=とカー・ル(24)=オーストラリア=による王座決定戦が行われ、高山が判定3-0で新王者となった。 体格で上回…

 「ボクシング・IBO世界ミニマム級王座決定戦」(18日、ゼネラルサントスシティー)

 元世界4団体同級王者・高山勝成(41)=石田=とカー・ル(24)=オーストラリア=による王座決定戦が行われ、高山が判定3-0で新王者となった。

 体格で上回る高山は1ラウンドから圧力をかけて、軽快なフットワークで手数の多い打ち合いを展開。カー・ルも果敢に手を出していくが、後退するシーンが目立ち、高山は左ジャブ、右ストレートや右フック、ボディーを効果的に入れていく。

 7ラウンドには実況担当が「オーストラリアのプロスペクトをドミネイトしている」とアナウンス。8ラウンドには6連打のコンビネーションをたたき込むなど、高山の優勢は明らかだ。

 10ラウンドに入るとカー・ルは拳を振るって前に出てきたが、高山を止めることはできず。高山は11ラウンドも連打を当てるなど、最終12ラウンドまで動きを止めることなく手を出し続けた。

 ジャッジの採点は120-118、118-110 119-118で、3者とも高山を支持した。

 IBOは日本では非公認の団体で、これまでマニー・パッキャオ、ゲンナジー・ゴロフキンらが王座を獲得している。