JRAの最少馬体重勝利記録を持つメロディーレーン(牝8歳、栗東・森田直行厩舎、父オルフェーヴル)が、右前脚の負傷のため現役を引退し、繁殖入りすることが12月18日、分かった。オーナーである岡田牧雄氏が代表を務めるレックスがホームページで発…

 JRAの最少馬体重勝利記録を持つメロディーレーン(牝8歳、栗東・森田直行厩舎、父オルフェーヴル)が、右前脚の負傷のため現役を引退し、繁殖入りすることが12月18日、分かった。オーナーである岡田牧雄氏が代表を務めるレックスがホームページで発表した。

 ホームページによると、年明けの万葉S(1月6日、京都)を目標に栗東トレセンで調整を進めていたが、12月15日の調教後に右前脚に腫れが見られた。痛みもあったため18日にエコー検査を受けたところ、深屈腱付近を傷めていることが判明。関係者で協議を行い、引退が決まったという。今後は岡田スタッドで繁殖馬となることが決まったとしている。

 同馬は馬体重338キロで出走した19年9月29日の阪神6R・3歳上1勝クラス(芝2600メートル)をJRAレコードで勝ち、JRA最少体重勝利記録も更新。続く菊花賞で5着、翌年の阪神大賞典でも5着に入るなど長距離戦で活躍した。小さな体で頑張る姿にファンも多く、21年は有馬記念に出走(15着)。天皇賞・春には20年から4年連続で参戦した。今年5月のメトロポリタンS(7着)がラストランとなった。通算成績は36戦4勝。