川村拓夢の所属するレッドブル・ザルツブルクは18日、トーマス・レッシュ氏(56)の新監督就任を発表した。契約期間は2027年6月30日までとなる。 ザルツブルクは今シーズン、ユルゲン・クロップ監督の右腕として知られたペピン・リンダース監督(…

川村拓夢の所属するレッドブル・ザルツブルクは18日、トーマス・レッシュ氏(56)の新監督就任を発表した。契約期間は2027年6月30日までとなる。

ザルツブルクは今シーズン、ユルゲン・クロップ監督の右腕として知られたペピン・リンダース監督(41)を新指揮官として招へい。

シーズン序盤は順調に勝ち星を積み重ねたが、徐々に失速。直近の公式戦10試合では、3勝3分け4敗と負け越しており、15日にシーズン前半戦が終了したオーストリア・ブンデスリーガでは、首位のシュトゥルム・グラーツと10ポイント差の5位と低迷していた。この成績不振を理由に、クラブはオランダ人指揮官を解任していた。

その後任として招へいされたのは、クラブにとってはなじみ深いドイツ人指揮官。

レッシュ氏は2012年にU-16チームの指揮官としてザルツブルクでの仕事をスタートすると、U-18チーム、リザーブチームにあたるFCリーフェリングの指揮官。ファーストチームのコーチ、暫定指揮官も務めた経歴の持ち主。

ここ数年はフィテッセ(オランダ)、直近はボーフム(ドイツ)の指揮官を務め、ボーフムでは川村拓夢のサンフレッチェ広島の先輩にあたる浅野拓磨も指導していた。

古巣帰還となったレッシュ氏は今回の復帰に際して以下のコメントを残している。

「ここに戻って来られてとても嬉しいよ。私にとってレッドブル・ザルツブルクは特別なクラブで、すでに多くの経験を積んできたが、今回監督として復帰することができた。私にとって、チームとして一緒に成長することは重要だ。なぜなら、全員が力を合わせなければ成功できないからだ」