第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(来年1月2、3日)に出場する中央大が18日、東京都八王子市の多摩キャンパスで合同取材会を開き、体調不良者が続出して13位と悪夢を見た前回大会の雪辱を誓った。最多14度の優勝を誇る名門は、最多98度目の箱…
第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(来年1月2、3日)に出場する中央大が18日、東京都八王子市の多摩キャンパスで合同取材会を開き、体調不良者が続出して13位と悪夢を見た前回大会の雪辱を誓った。
最多14度の優勝を誇る名門は、最多98度目の箱根路へ向けて「100回大会のチームが強かったことを証明しよう」と決起して新チームを始動させた。優勝候補にも挙げられた節目の記念大会は、登録16人のうち14人がせきなどの症状に苦しみ、シード権落ちの結果に終わった。その無念を引き継いだ今季だった。
箱根予選会6位通過、全日本大学駅伝12位と駅伝シーズンは思うような結果は、残せていないが、箱根に出場する21チームのエントリー選手上位10人の1万メートル平均タイムは最速。スピードランナーをそろえ、虎視眈々(たんたん)と上位進出を狙う。
藤原正和監督は目標に据えた7位以上について、「もっと上を狙えるかなという風に思うけれども」としながら、「まずは足元の7位というところを確実にクリアしつつ、チャンスがあれば上(の順位)を狙っていきたい」と見据える。
体調管理面では、あえて“アナログ”にこだわった。これまでデータ打ち込み型だった朝の体調管理シートを紙ベースに戻し、体温、血圧などを選手に記入させた。より意識を持って欲しいと手を動かす形にし、指揮官としてはその筆跡などから精神状況なども推し量った。空気清浄器も各所に配置し、万全を期してきた。
同監督は、「3強の一角を崩せる走りをしていきたい」とも語った。2年分の想いを箱根路にぶつける。