中日松木平優太投手（21）が18日、名古屋市中警察署の一日警察署長を務めた。初めて警察官の制服に袖を通した松木平は、特殊詐欺等の被害防止キャンペーンをサポート。その後、新背番号「29」への思いを口にした。今年7月に育成契約から支配下契約とな…

中日松木平優太投手（21）が18日、名古屋市中警察署の一日警察署長を務めた。初めて警察官の制服に袖を通した松木平は、特殊詐欺等の被害防止キャンペーンをサポート。その後、新背番号「29」への思いを口にした。

今年7月に育成契約から支配下契約となり、8試合に先発して2勝4敗、防御率3・70と来季につながる成績を残した。開幕は206番で迎え、69番に昇格。1年で3度目の背番号変更が、一足早いクリスマスプレゼントになった。

「29番をつけた人がほどんどタイトルを取られている。僕もタイトルを取って、29番に恥じないようにしたい」

鈴木孝政、与田剛、山井大介ら29番の先輩たちは、最多勝、最優秀防御率、セーブ王などタイトルを獲得してきた。中日のエースナンバーは杉下茂、権藤博らがつけた20番だが、29番も20番に劣らない伝統を誇る。「（高橋）宏斗ぐらいの成績をまずは残したい」。今季初タイトルの最優秀防御率を手に入れた同期同学年のライバルを、来季の指標にする。

背番号の先輩、山井氏は来季から1軍投手コーチに復帰する。「山井さんの積み上げてきた成績を超えたい」。通算62勝を挙げ、14年には最多勝、最高勝率のタイトルに輝いた先輩右腕超えを誓った。【伊東大介】