第101回箱根駅伝(来年1月2、3日)で、8年連続98回目の出場となる中大は東京・八王子市の多摩キャンパスで会見を行った。 就任9年目の藤原正和監督は「今年は予選会、全日本と非常に苦しんできた。その分、11月以降、立て直しの練習を全体でや…
第101回箱根駅伝(来年1月2、3日)で、8年連続98回目の出場となる中大は東京・八王子市の多摩キャンパスで会見を行った。
就任9年目の藤原正和監督は「今年は予選会、全日本と非常に苦しんできた。その分、11月以降、立て直しの練習を全体でやってきたその成果がMARCH対抗戦等で表れているのかなと感じている。12月に入ってからも、合宿を通じて非常に手応えのある練習を、学生たちが積んできてくれた。いい形でこられている分、第100回のようなことがないように、全員で体調管理に気をつけながら、半月過ごしていきたい」と話した。
100回大会は優勝候補の一角とされながら、選手の体調不良などが響き、まさかの13位。その後も10月の予選会は6位。11月の全日本大学駅伝は12位とシード権獲得をできずに終わった。箱根駅伝の目標は7位以内とやや低めに設定。指揮官は「もっと上を狙えるかなという風に思うけれども、まずは足元の7位というところを確実にクリアしつつ、チャンスがあれば上(の順位)を狙っていきたい。テーマとしては、3強(国学院大、駒大、青学大)への挑戦ということを掲げる。今年のスローガンが『新紅の挑戦』というところにもかけまして、ぜひ3強の一角を崩せるようなレースをしていきたいなと考えている」とコメントした。
主力の溜池一太(3年)はけがにより、予選会を欠場。全日本は1区出走も、20位と結果を残せなかった。「けがが明けて1~2週間で全日本で、急ピッチで仕上げていた。全日本が終わってからは練習ができず、苦しい期間が続いたけど、そこは焦らず、しっかりトレーニングとジョグを見直して、シーズン前半の走りが戻ってきた」と現在のコンディションは上がっているという。本戦の希望区間は花の2区。「エースとしての役割を果たせず、チームに迷惑をかけてしまった。エース区間で他大のエースと競り合ってチームに貢献したい」と意気込んだ。