師走の都大路を駆ける全国高校駅伝競走大会(日本陸上競技連盟など主催)が22日、京都市内で開かれる。倉敷が初めて男女そろって岡山県代表として出場。男子(7区、42.195キロ)は2年ぶりの優勝を目指す。女子(5区、21.0975キロ)も上位…
師走の都大路を駆ける全国高校駅伝競走大会(日本陸上競技連盟など主催)が22日、京都市内で開かれる。倉敷が初めて男女そろって岡山県代表として出場。男子(7区、42.195キロ)は2年ぶりの優勝を目指す。女子(5区、21.0975キロ)も上位進出をうかがう。
11月の県予選、男子は7人中6人が区間賞。2位に9分以上の差をつける圧巻の走りで47年連続47回目の優勝を決めた。
昨年の都大路は準優勝。メンバーは2人残り、その1人の大倉凰来(おおら)選手(3年)は主将として臨む。「チーム全員が悔しさを覚えている。夏以降、けがも少なくしっかりと練習を積んできた」と話す。首藤海翔選手(2年)も「きつい展開でどれだけ粘れるか。自分が引っ張って全員で走りきる」と気合を見せる。
初の県代表となった女子の県予選は、中盤以降25年連続優勝の興譲館との一騎打ちに。わずかにリードを許して5区につなぎ、最終盤で先頭に立って突き放した。参戦8年目での栄冠となった。
10人の精鋭を引っ張る川上那奈穂主将(3年)は「全員が意見を出し合える」とチームを紹介する。「都大路は憧れではなく、戦いの舞台。緊張しても力を出し切る」と意気込む。友宗沙彩選手(2年)も「男子チームから学び、女子チームの歴史を作りたい。攻め続けて1秒でも早くタスキをつなぐ」と意欲を見せる。
男女両チームを率いる中元健二監督(35)は「女子は男子の伝統から学び、男子は女子の勢いをプラスにしている」と相乗効果を説明する。女子については「初出場らしいアグレッシブな走りを」。男子については「1区で流れに乗って後半勝負に持ち込める展開を」と期待する。(小沢邦男)