ドジャースからFAになったテオスカー・ヘルナンデス外野手が年平均2200~2400万ドル(約33億7000~36億7000万円)の3年契約を求めている、と17日(日本時間18日)までに大リーグ公式サイトが関係者の話として伝えた。ドジャース…
ドジャースからFAになったテオスカー・ヘルナンデス外野手が年平均2200~2400万ドル(約33億7000~36億7000万円)の3年契約を求めている、と17日(日本時間18日)までに大リーグ公式サイトが関係者の話として伝えた。ドジャースと相思相愛の同外野手が3年7200万ドル(約110億円)相当の契約を手にできるのか注目される。
ドミニカ共和国出身のヘルナンデスは16年にアストロズでメジャーデビュー。ブルージェイズ時代の21年には打率・296、32本塁打、116打点を記録して球宴にも選出された。
23年のマリナーズをへて、今季はドジャースで154試合に出場し、勝負強い打撃で打率・272、自己最多の33本塁打、99打点、OPS・840を残し、3年ぶり2度目となったオールスター戦の本塁打競争で優勝をかっさらい、プレーオフでも存在感を示し、球団の4年ぶりワールドチャンピオンに大きく貢献した。
ドジャースはヘルナンデスの他球団移籍に備えて来季年俸2105万ドル(約32億2000万円)のクオリファイングオファーを提示したが、同選手は拒否してFAになった。チームはヤンキースからFAになったフアン・ソト外野手の争奪戦に参戦し、総額6億ドル(約900億円)規模の条件を提示したと伝えられる一方でジャイアンツからFAになったマイケル・コンフォルト外野手と1年1700万ドル(約26億円)で合意したと発表した。
ヘルナンデスにはドジャースのほか、ヤンキース、オリオールズ、古巣ブルージェイズ、レッドソックスなどが獲得に動いているとみられる。ヤンキースはこの日、カブスとのトレードで強打の外野手コディ・ベリンジャーの獲得に成功したと報じられており、長期化の様相を呈しているテオスカー争奪戦に影響があることが予想される。