「JLPGAアワード2024」(17日、都内) 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の年間表彰式「JLPGAアワード2024」が17日、都内で開催された。初優勝を含む8勝を挙げ、初の年間女王に輝いた竹田麗央(21)=ヤマエグループHD=が…
「JLPGAアワード2024」(17日、都内)
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の年間表彰式「JLPGAアワード2024」が17日、都内で開催された。初優勝を含む8勝を挙げ、初の年間女王に輝いた竹田麗央(21)=ヤマエグループHD=が「年間最優秀選手賞」など個人4冠と、日立3ツアーズ選手権優勝の表彰と合わせ、計5冠に輝いた。2勝の山下美夢有は3年連続の平均ストローク1位など3冠。今季限りでツアーの第一線から退いた上田桃子には特別功労賞が贈られた。
普段のゴルフウエアとは装いが異なり、鮮やかな着物に袖を通した竹田が、初登場の表彰式を堪能した。8勝を挙げた年間女王は個人4冠と日立3ツアーズ選手権の団体表彰を合わせ、今年の表彰者の中では最多の計5冠。会場の席と壇上を何度も往復した今年の主役は「5回も表彰をいただけて、すごくうれしい」と目を細めた。
年間ポイントランキング1位の最優秀選手賞はもちろん、シーズン獲得賞金で歴代最多を更新した賞金1位や栄誉賞を受賞。10~11月のTOTOジャパンクラシックで6ホールのプレーオフを制し、すっかり日も暮れた中、優勝インタビューでの第一声「本当に長くなってしまってすみません」が、メディア賞ベストコメント部門に選出された。
式典の最後には今季限りでツアーを撤退し、特別功労賞を受賞した上田に花束を贈呈。「来年からいらっしゃらないのは寂しいけど、自分は桃子さんのかっこいい姿を見てプロを目指した。今度は自分がそういう立場になれるように」と、同郷の熊本出身の先輩に恥じない活躍を誓った。
TOTO優勝の特典で2026年までの米ツアーシードを獲得。短いオフを経て、来年1月の同ツアー開幕戦を皮切りに、本格的な世界挑戦が始まる。「楽しみな気持ちがいっぱい。まずはいろんな経験ができたら」と、日本の女王が世界の女王を目指して海を渡る。