巨人の吉村禎章編成本部長が17日、都内の球団事務所で取材に応じ、ソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)権を行使して加入することがきまった甲斐拓也捕手(32)について「契約を合意したということを報告させていただきます」と明かした。 …

 巨人の吉村禎章編成本部長が17日、都内の球団事務所で取材に応じ、ソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)権を行使して加入することがきまった甲斐拓也捕手(32)について「契約を合意したということを報告させていただきます」と明かした。

 獲得に至った経緯について「阿部監督と来季、連覇と日本一に向けて編成上の話をした中で、キャッチャー出身の阿部監督が甲斐君をすごく高く評価して、『彼がFA宣言するのであれば球団を挙げて動きましょう』ということで」などと説明。「今回こういう形で縁をいただいたので喜んでいる。捕手なのでしっかりとチーム、投手陣を引っ張ってもらう。守りの要で期待している」と話した。

 球団では前日16日、中日を自由契約となっていたライデル・マルティネス投手(28)と契約合意したと発表。楽天を自由契約になった田中将大投手(36)に獲得オファーを出し、基本合意に達している。ビッグネームの補強が続く現状について、同本部長は「とにかく私たちはチーム一丸となって、目標は連覇とやっぱり日本一ですから」とし、「現場としては、とにかく一番いい形で戦えるようなところに、私たちフロントが現場に向けて協力すると、その中で現場が指揮を執ってもらって、来季はそういう形で必ず連覇日本一になると、いうところしか考えていません」と明かした。