J1横浜Mは17日、横浜市内で来季からスポーティングダイレクターへの就任が決まっている西野努氏(53)の就任会見を開いた。 西野氏は「マリノスのために仕事をしていきたい。すでに(資本提携する)シティ・フットボール・グループとの連携を深め、…

 J1横浜Mは17日、横浜市内で来季からスポーティングダイレクターへの就任が決まっている西野努氏(53)の就任会見を開いた。

 西野氏は「マリノスのために仕事をしていきたい。すでに(資本提携する)シティ・フットボール・グループとの連携を深め、来年のチーム体制には着手している。継続的に世界で戦えるチーム作りへ何ができるかというところで、来年の編成について着手している」と抱負を語った。

 今季は神戸がJ1を連覇し、初昇格の町田の快進撃が話題をさらうなど、横浜Mが掲げる「アタッキングフットボール」とは対極にある強度の高いカウンターサッカーが隆盛を見せている。

 これに対して西野氏は「今、Jリーグで優勝争いをしているチームのサッカーと、われわれが志向するサッカーは少し違う。より見ていて面白く、見ている人を興奮させて勝利を収めるのは、われわれが志向するものだという強い信念を持っている。そこを変えることはない」と明言した。

 その上で、来季から新監督となる元イングランド代表ヘッドコーチのホーランド氏についても「選考は長い時間をかけて丁寧にやった。アタッキングフットボールをベースとしてやってくれる人。プラス、今後サッカーが変わっていく中でも対応しながら勝ち続けることができるチームが作れると思っている」とした。