◆第69回有馬記念・G1(12月22日、中山競馬場・芝2500メートル) 第69回有馬記念・G1(22日、中山)でラストランを迎えるドウデュース。デビューと入社年が同じ水納愛美記者が“同期”の姿を撮っておき写真とともに振り返る。 ドウデュー…
◆第69回有馬記念・G1(12月22日、中山競馬場・芝2500メートル)
第69回有馬記念・G1(22日、中山)でラストランを迎えるドウデュース。デビューと入社年が同じ水納愛美記者が“同期”の姿を撮っておき写真とともに振り返る。
ドウデュースを好きになったきっかけは、やっぱり競馬記者になって最初の22年日本ダービー。勝った瞬間は手が震えた。その後、記者2年目ながら凱旋門賞出張も実現。しかし現地では思うような取材ができず、ドウデュースが本調子でないことを聞き出せなかった。実力不足を痛感…。
昨秋から、友道厩舎のご厚意で、馬房での様子を見せてもらうようになった。推しに近付く!? と葛藤はあったが、せっかくなら、とことん通い詰めて、小さな変化も見逃さないぞ、と決意。ひそかに、仏出張のリベンジをしたい思いもあった。
馬房でのドウデュースは、まあ~かわいい。ほんとに。ずっとご飯を食べている。カイバ桶に顔を突っ込んでいると、カメラをどんなに近付けても反応しない。それだけ集中している。この切り替えが、レースでの能力発揮につながっているのでは? だから、たまにカメラに突撃されたときは「ごめん! 邪魔したね」と謝っている。
食べ方も面白い。青草をグワッと一気にくわえて、ムシャムシャ。地面に落ちたものも、きれいに食べ尽くす。カイバ桶の中も、もちろん空っぽ! 最近では、10月30日に撮った一枚が超超超お気に入り。前川助手と、親子や兄弟のようにじゃれ合う姿が、ほんっとにほほ笑ましくて…にやける。
負けても、必ずもっと強くなって帰ってくる。かわいいところも好きだけど、やっぱり、その強さが魅力。今の私はネットスラングでいう「脳を焼かれた」という状態(笑)。有馬記念当日は中山で取材する。脳の無事な部分は残り少ないかもしれないが、全て焼き切ってくれることでしょう!(水納 愛美)