阪神の梅野隆太郎捕手(33)が16日、ノエビアスタジアム神戸で行われた「Tayoriが紙飛行機でギネス世界記録に挑戦!」のイベントに参加し、紙飛行機の飛距離で日本記録を更新した。19年に樹立した捕手のシーズン補殺記録に続き、二つ目の日本記…

 阪神の梅野隆太郎捕手(33)が16日、ノエビアスタジアム神戸で行われた「Tayoriが紙飛行機でギネス世界記録に挑戦!」のイベントに参加し、紙飛行機の飛距離で日本記録を更新した。19年に樹立した捕手のシーズン補殺記録に続き、二つ目の日本記録。来季は補殺記録の更新に意欲を示し、チームの日本一奪還の力になる。

 「これ(紙飛行機)も本当にうれしい記録だけど、補殺記録とかって、どうしても忘れがちというか、そこの良さを消さないように。しっかり伸ばしていけるようなシーズンにしていきたい」

 梅ちゃんバズーカから勢いよく紙飛行機が発射された。歓声とともに飛距離を伸ばし、3投目で従来の日本記録だった61メートル82を更新する64メートル652をマークした。計44回チャレンジしたが、ギネス世界記録の88メートル318には届かなかった。

 紙飛行機の日本記録更新で弾みをつけ、来季はプレーでの記録更新も狙う。19年にシーズン123補殺を達成し、1954年の東映・土井垣武が持つ119補殺のNPB記録を65年ぶりに更新した。「狙って取れるものではないと思うし、積み重ね。(盗塁)阻止率だけじゃなく、バント処理だったり、いろんなことがあっての記録。そういう捕手として投手を助けることが多くできたシーズンは絶対にいいことだと思う」と投手の全力サポートを誓う。

 今回のイベントには約300人が参加。世界記録に挑戦する際にはスタンドから歓声が届けられた。「こういう企画で知ってくれた方もいると思う。それに恥じないプレーを来シーズンも活躍して皆さんに見せられたらという思いで頑張っていきたい」と梅野。フル稼働でリーグ優勝&日本一を奪い返す。